今回は、関西の友人が東京の洋館ならここがオススメ!と教えてくれた
上野恩賜公園の不忍池の近くにある「岩崎邸」へ行ってきました。
現在は東京都が管理している「旧岩崎邸庭園」です。
国の重要文化財に登録されています。
岩崎邸…「竜馬伝」を観ていた方はご存知のあの岩崎弥太郎さん、
「三菱財閥の創業者」が所有していた敷地に建つ洋館です。
この洋館は、三菱財閥の3代目である岩崎久弥によって、
ジョサイア・コンドル設計で建てられたものだそうです。
ジョサイア・コンドル氏は、先日アップした東京駅近くで車の中から撮影した
三菱1号館の設計者でもあります。
残念ながら建物の一部は耐震工事中で、全体を撮影することが出来ませんでした。
工事の終了予定は2013年6月末だそうですから
予定している方は調べてからをオススメします。
以前は内部撮影出来たようなのですが、
いつのまにか撮影不可になってしまっていました。
玄関の半円のステンドグラスもコンドル氏のデザイン。
西洋木造建築なので重厚というよりは、優しい雰囲気がして女性が好む感じですよね。
この洋館は迎賓施設で、元々あった大きな日本家屋の隣に建てられたものだそう。
1階には婦人客室と応接室、食堂、厨房、サンルーム、書斎があるのですが
見所は、三つ折階段とその前の彫刻が施された木製の4本の柱があるホールです。
他にも明るい1階のサンルームや、
ベランダのミントン社製の鮮やかなタイルなども印象に残りました。
2階のお部屋もきらびやかな「凹凸のある壁紙」、
全ての部屋に設置されている「暖炉」など、
見所いっぱい!とっても楽しめました。
洋館の隣の和館は、昔の10分の1程度になってしまっているのですが
洋館と比較して天井も低く、一つ一つの建具が小さく感じました。
和室はやはり落ち着くなぁと思ってしまうのですが、ものすごい底冷え。
小岩井農場のスイーツなどがいただけるカフェスペースがあったのですが
あまりの寒さにチラッと観たくらいで外へ出てしまいました。
日が当たる場所はポッカポカ。
芝生は枯れていたけれど、気持ち良い場所でした。
岩崎邸は続きます。