「1日あたり500円~1000円のWiFiレンタルの費用」と比較、大手キャリア 3社 の海外サービスについて現状どうなっているのか調べてみました。
海外 W i F i レンタル料金の価格帯 | |||
ヨーロッパ | |||
500MB/日 | 3 G | 680 ~ 750 円 | |
500MB/日 | 4 G | 1,220 ~ 1,250 円 | |
1GB/日 | 4 G | 1,650 ~ 1,700 円 | |
アジア | |||
500MB/日 | 3 G | 510 ~ 610 円 | |
500MB/日 | 4 G | 560 ~ 850 円 | |
1GB/日 | 4 G | 1,140 ~ 1,450 円 | |
北米 | |||
500MB/日 | 3 G | 680 ~ 750 円 | |
500MB/日 | 4 G | 820 ~ 880 円 | |
1GB/日 | 4 G | 1,050 ~ 1,460 円 |
3社とも海外パケ放題サービスは「1日2,980円」
auの場合、ひとり旅なら「世界データ定額」はレンタルの手配や荷物の持ち歩きなど総合的に考えると便利だと思います。コストだけを比較するとWiFiレンタルの方が安いかもしれません。複数行くなら1台で済むWiFiレンタルの方が安いですね。
<docomo>
ドコモの場合は渡航前に「海外パケット停止安心サービス」の申込みをしておくと安心のようです。定額対象外のパケット通信料が5,000円を上回ると一旦通信停止になり、気が付くことが出来るようです。(ローミング音声通話は別途料金なので高額になっても止められません)
①海外パケ・ホーダイ
申込不要 2,980円/日(音声通話は別途有料です)
※対応エリア、渡航前・渡航先での設定方法などをドコモの公式ページで確認する
※WORLD WINGに申込む必要あり(月額使用料:無料)
②海外1dayパケ
要申込 980円、1280円、1580円/24時間 (音声通話は別途有料)
(データ量が少ないのでスマホのグーグルマップの利用は難しい)
980円 |
アメリカ、ハワイ、グアム、韓国、台湾 香港、マレーシア、シンガポール、タイ インドネシア、フィリピン、マカオ、サイパン アラスカ、プレルトリコ、バージン諸島など |
1,280円 |
中国、ドイツ、フランス、スペイン イタリア、オーストラリア、スイス オーストリア、イギリス、カナダ オランダ、ベルギー、ポルトガルなど |
1,580円 |
インド、トルコ、カンボジア、クロアチア チェコ、ロシア、フィンランド、メキシコ ハンガリー、ブラジル、ペルー、ニュージーランド ミャンマー、スウェーデン、ラオスなど |
2016年12月1日~2017年3月31日
(音声通話は別料金です)
<SoftBank>
①海外パケットし放題
申込不要 2980円/日(通話は別途有料)
・利用前に「世界対応ケータイ(月額料無料)」への申込みが必要
※事前にアプリをダウンロードしておく
【飛行機搭乗前の準備】
・アプリのバックグラウンド更新(自動更新)をOFF(設定→一般→Appバックグラウンド更新)
・データのバックアップをOFF(設定→iCloud→バックアップ)
・4GをOFF(設定→モバイルデータ通信→通信のオプション→4Gをオンにする)
・モバイルデータ通信をOFF
【海外 到着後の設定】
・キャリアの選択(設定→自動をOFF→対象のキャリアを選ぶ)
・モバイルデータ通信をON
・データローミングをON
要申込:スプリントネットワーク使用 980円/月 iPhone6以降
※利用前に「世界対応ケータイ(月額料無料)」への申込みが必要
現在キャンペーン中 : サービス利用料:無料 申込:不要(2016年12月1日確認)
「アメリカ放題」は、ソフトバンクの対応機種をご利用のお客さまが、アメリカ本土やハワイなどに滞在時、スプリントのネットワークでの通話やSMS、データ通信が無料で利用できるオプションサービスです。
アメリカ放題の設定方法は海外パケットし放題と同じです。データローミングOFFで使用できます。キャリアは「Sprint」を選択します。
<au>
①ダブル定額
2,980円/日(通話は別途有料)
②世界データ定額
980円/24時間 (通話は別途有料)
・無料オプションの「データチャージ」に加入する必要あり
・使用したデータ量は国内の契約の同月に合算される
・利用開始から24時間経つと自動切断されるので安心
・「世界データ定額アプリ」を使って利用する
【渡航前の準備】
・世界データアプリをダウンロード
・アプリで初期設定(データチャージへ加入、データローミングOFF)
・アプリから利用開始
メリット
・1日の利用料金がWiFiレンタルと変わらない
・レンタル不要
・WiFiルータの持ち歩き不要
・電池の減りを気にしてWiFiルータをON・OFFする必要がない
・使い方が簡単
・複数で利用する場合の合計料金
WiFiルータなら1台を同時に5人で利用できるためコストが抑えられます。それぞれ別キャリアでも問題なく同時にアクセスできる「海外WiFiレンタル」は利用者が複数なら安価となります。
データローミングは国内ではオフのままでOK!
データローミングは「契約していない事業者」の電波を利用する際にONにするものですから、基本はオフにしておきましょう。もし日本国内でオンにしていたとしても各契約キャリア以外には繋がらないようになっているので大丈夫です。
うっかり使って数十万という時代は終わっていません
大手キャリア3社とも「申込不要」の「定額 2,980円」のサービスがありますがそれで安心することはできません。きちんと読むと「サービスエリア・対象事業者」は限定されているのです。
(通話は別途料金がかかり、大変高額なのも気を付けたいポイントです)
「海外パケット通信」の申込みは不要ですが、それぞれ申込みの必要なサービスがあります。
ドコモ :「WORLD WING」(月額使用料:無料)
ソフトバンク:「世界対応ケータイ」(月額使用料:無料)
エーユー :「データチャージ」(月額使用料:無料)
このように利用するためには必要な手続きがありますし、渡航前に必要な設定や現地での設定も必要です。設定方法を間違えると定額対象外の事業者に繋げて高額となる可能性がまだ残っています。
帰国後明細を確認したら何十万もの請求がきた…という嘘のような本当のお話、もうなくなったと思っていましたが、まだあります。
音声通話をかけたい時
LINE同士の無料通話はみなさん使っていると思いますが、固定電話への通話も出来ることは知っていますか。「LINE Out」を使えば固定電話へも電話出来ます。(一部有料)
【LINE Out free の使い方】
⑤電話番号が分かっている場合は左上の番号ボタンマークをタップ
・広告を15秒視聴することによって数分のみ無料通話が出来ます(エリア制限あり)
「LINE Out」のショートカットをスマホ画面に作成しておくと便利です。
LINEの右上歯車のマーク(設定画面)→LINE Out→ホーム画面にショートカットを作成
注意したいのはパケット通信には「音声通話のサービスは含まれていない」というこです。そう言われてみればそうですよね…。でもこのあたり混乱してしまう人多いと思うんです。(私です…)
・ソフトバンク:「海外パケットし放題」
・au :「世界データ定額」
こちらのサービスには音声通話は含まれていません。もし通常の音声通話すると有料で高額なんです(LINE同士のパケットを使用した「無料通話」は大丈夫です)
出典:docomo
ドコモ(カナダ・バンクーバーの例)
ソフトバンク(オーストラリアの例)
発信者には日本までの通話料・通信料
着信者には滞在国までの着信料がかかります。
固定電話にどうしても電話したい時はどうすればよいのでしょうか。
・ホテルの部屋にある電話の「外線」を使う*外線発信番号を最初に押す(手数料あり、割高)
【海外から日本への電話のかけ方】
国際電話識別番号+国番号(日本は81)+最初の0を除いた番号
国際電話識別番号は国により異なります。
フランスなら00
昔はプリペイドカードを現地で購入して公衆電話で通話するのが主流でしたが、今回調べた感じだと今もあまり変わっていないようです。
最近はWiFiルータのレンタルが多くなり、LINE以外の音声通話の必要がほとんどなくなったので通話についての情報が少ないのですが、スマホから固定電話への通話はLINE Outでいいかも知れません。まだ使っていないのでなんとも言えませんが、調べた中では一番安いと感じました。
そういった中でソフトバンクの「アメリカ放題」はデータ通信も、通話も無料なので大変良いサービスだということが分かりました。