パリからの1DAYオプショナルツアーの古城めぐり。
ロワール渓谷の宝石と称される、この地方最大の古城、シャンボール城。
(Château de Chambord)
圧倒的な風格と美しさが目の前にあると人はため息をついてしまうのです。
屋根の鐘楼や煙突群の装飾の繊細さにうっとり。
フランソワ1世が狩猟のために作らせたお城ということで、
周囲は大きな森が広がるエリアなので空気も美味しいです。
この美しい外観だけではなく、不思議な建築設計の
階段を実際に歩くことも出来ました。
ダヴィンチに設計させたすれ違うことの無い二重螺旋階段、
どんな風に造られているのか、興味津々でした。
DNAの螺旋構造を想像してみる事で何となく理解できた気がします。
大きくて繊細で、美しくて少し変わっていて、
色々な要素が混ざり合っているけれど、堂々としている。
このお城はもう一度訪れてゆっくりと見てみたいと思いました。
【シャンボール城について】
1515年に王位を継承したフランソワ1世がダ・ヴィンチをフランスへ招き、
1519年、狩猟用の離宮のとしてこの城の建設工事を着工を命じます。
フランソワ1世はお城の完成を前にこの世を去ってしまいました。
中世の要塞としての外観を残しつつ、イタリアのルネッサンス様式を
取り入れた当時としては斬新な姿になっているそう。
部屋数426、階段数77、暖炉数282と桁外れの規模。
現在はシャンボール伯爵の後継者からフランス政府が買い取り、所有しています。
1981年にシャンボール城と領地は世界文化遺産として指定されました。
2000年にシュリー=シュル=ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷全体が
世界文化遺産に登録されています。