急遽、大阪から飛行機で羽田へ。
羽田で待ち合わせた両親・親戚の乗った車に乗り込みました。
父と叔父が交代で運転し、ほぼ休むことなく走ること7時間、やっと到着。
秋田に住む父方の祖母が
96歳、天寿を全うして天国へ旅立ちました。
11年前に祖父に先立たれてから、
「はよ逝きてぇ」と冗談まじりに言っていました。
いま祖母はきっと天国で祖父と仲良く一緒にいるんだろうなぁ。
甘酸っぱいブルーベリー
大病もせず、自宅で医者と家族に見守られて息を引取った祖母は
とても幸せだったと思います。
去年母経由で送ってくれた甘いりんごが今年もたくさん実っていました
明るくて、いつも笑顔、人に優しくて、自分に厳しい人でした。
おばあちゃんのことが、みんな大好きでした。
わたしが小さい頃は毎年夏休みになると
秋田へ行き、一ヶ月近く野山を駆け回っていました。
納屋の脇はもう冬支度
小学生の兄と二人だけで寝台列車に乗って行ったこともあり
祖父母には大変お世話になりました。
田舎は農家で、家の裏には山、家の前は広い田んぼ
車で5分ほど行くと海もあり、自然豊かな土地にあります。
私が小さい頃の山水はとても綺麗で、
毎朝山水で歯磨きしていたほどでした。
車庫の端には玉葱が下がってました
川で釣りしたり、虫を捕ったり、山菜やきのこ狩り
お米はもちろん、畑で作ったさまざまな自家製野菜&フルーツを毎日いただきました。
おばあちゃんが作った、味噌・梅干・毎日の料理も本当に美味しかった。
ある日、わたしが眠れなかったときに
まだ薄暗い中、散歩へ出かけてくれたこともありました。
祖母は「眠ることなんていつでも出来るから、あせらないでいいのだよ」と教えてくれました。
その日の朝日に輝く美しい田園風景を今でもはっきりと覚えています。
そんな田舎が大好きだったわたしは
転職の合間、20代半ば頃に一ヶ月間秋田で過ごしました。
一緒に珈琲を飲んだり、私が生姜焼きを作ったり
山にミズという山菜や白いキノコを採りに行ったり
家事、畑仕事や田植えの手伝いをした思い出は
私の大切な宝物です。
おばあちゃん、ありがとう。