よくばりトラベルプランズ

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祇園祭の夜を楽しむ

京都八坂神社の千年以上続くお祭り「祇園祭」に初めて行って来ました。

 

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<毎年くじ取らずのため山鉾巡行の先頭になる「長刀鉾なぎなたほこ>

 

祇園祭といえば「山鉾巡行」の7月17日がメインイベントですが、

お祭りらしさを楽しみたければその前の3日間「宵山」がオススメと聞いていたので、

今回は7月14日の「宵々々山」へ行ってきました。

 

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<前懸は重要文化財になっている「函谷鉾」かんこほこ>

 

日本三大祭の「祇園祭」ですが、その「宵山」って

いったい何が楽しめるんでしょうか!?

 

まずは食べ物の事から♪

お祭りの範囲内はとても広いので、その中で指定された17ヶ所ものエリアに

露店(屋台)が立ち並びます。

 

とてもとても広い地域なので、1日に歩き回れるのは、ほんの一部ですが

それでも十分満喫できます。

今回初めて知ったの屋台の食べ物、「はしまき」とか

「ベーコンエッグたい焼き」など、冒険してみるのもいいし、

「鮎の塩焼き」「トルネードポテト」色々ありました。

 

それからレストランや飲み屋さんなどが店先で提供している

「食べ歩き用のおつまみ」こちらが凄い。

それぞれが元々お店なので、本格的で美味しくてバラエティ豊か。

ホントに色々と楽しめます。

 

例えば、京都らしく食べたいなら、「万願寺とうがらし」や「鱧寿司や鱧串」、

「出汁巻き玉子」を「宇治抹茶ハイ」で楽しむ。

洋で行くなら、「生ハム」と「サングリア」、「スモークチーズ」と「ワイン」、

「フォアグラオムレツ」まで選び放題です。

最後はデザートまで色々楽しめます。

 

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四条通で行列が出来ていた「若菜屋」のみたらし団子と帰りにお茶した「うめぞの」の宇治みるく志るこ白玉>

 

観る方の楽しみとしては、

まずは、ちょうちんや豪華な織物などで装飾された「山鉾見物」。

 

山鉾の装飾のポイントは

囃子方が乗っている胴体部分四面に飾られている水引、

その水引の下、赤い幕に飾られる豪華な織物、

前面に掛けられる「前懸(まえかけ)」、横・左右に掛けられる「胴掛」後ろが「後懸」。

 

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<最も大きく重い、動く美術館と言われている「月鉾」>

 

山鉾は、町ごとに1基あって今年は全部で32基。

この山鉾、一部の物は実際に登って中から見物できます。

まずは拝観券を購入するのですが

 

「手拭い」や「ちまき」などに拝観券が付いているものがあるので

私は手拭い付きにしました。山鉾が描かれていていかにも祇園祭らしくて

自分用のお土産に良かったです。

 

私が上ったのは「鶏鉾」で、

重要文化財の16世紀のベルギー製の見送りをゆっくり拝見することも出来ました。

鉾の上に上ると、高さに驚きました。

二階建ての小さなお家のようで、下を覗き込むと

大きな木製の車輪が付いて、これが動くかと思うと巡行も迫力ありそうで観てみたいです。

 

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<鶏鉾の上から車輪をのぞく>

 

目だけではなく、祭り気分を盛り上げてくれる、

祇園囃子のコンチキチンも楽しめます。

曲目は各鉾ごとに30曲もあるそう。

 

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<ちょうど雨が降り出して通りは傘でいっぱい>

 

町会所では「会所飾り」を楽しめます。

ここでは巡行の時に取り付ける、鉾の後方に掛けられる豪華な織物「見送り」や

山の「御神体」などを間近に見学できます。

 

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<拝観した中で一番印象的だったのは「八幡山」の会所飾り> 

 

そして、各町内の個人宅や会社(旧家や老舗)が参加している

「屏風祭り」もなかなか面白いものでした。

 

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豪華な屏風や掛け軸など、普段は見せることのない美術品をディズプレーして

祭りの見物客に見せてくれるというものです。

 

立派なお家の窓や引き戸を開放して、美術品が飾られているのを

通りから羨望の眼差しで眺めるのですが、

だんだん昔の庶民の気持ちが分かるような、タイムスリップした気分が味わえました。

 

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<空がさらに暗くなると、キレイにちょうちんが浮びあがります>

 

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<この日は雨どの山鉾にもビニールが掛けられて残念。「北観音山」はビニール越しでもキレイ>

 

おみやげは、月鉾のちまき1000円と鶏鉾の手拭いと、

八幡山のこの鳩土鈴。

夫婦和合のしるしとして知られる八幡山の一対の鳩なので一対で頂いてきました。

 

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八幡山の雌雄一対の鳩は夫婦和合のしるしとして知られていて、この鳩鈴は夜鳴き封じのお守りだそう>

 

想像より人も少なく、美味しいものを食べ歩きできて大満足なお祭りでした。

今回見学出来た山鉾の数は10も満たないので

また違う町の周辺を目指して行きたいと思います!