よくばりトラベルプランズ

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【テーブルウェアフェスティバル2023】美しいテーブルセッティングを学びつつ、お得にショッピングを楽しむ世界

合羽橋にある「和の器 田窯(でんがま)」さんで「食器がお好きなら素敵なイベントがありますよ」と、ありがたいことに教えていただきました。
それが「テーブルウェアフェスティバル」です。私自身も実際に行ってみて、とても楽しい時間を過ごせ、満足のいく買い物もできました。是非読んでみてください。

チケットの種類

1.入場券:当日券2,500円、前売券2,300円。オンラインイベント入場料込みの価格です。1名につき1枚、1回限り有効です。ただし、オンラインイベントは期間内であれば何度でも閲覧可能です。

出典:テーブルウェア・フェスティバル~暮らしを彩る器展~ |東京ドーム (tokyo-dome.co.jp)

2.スペシャアフタヌーンティー:入場券付前売券10,000円、単体券8,000円。東京ドーム場内の特別な空間「THE SUITE TOKYO」で、東京ドームホテルアフタヌーンティーを楽しめます。

3.サロンセミナー:入場券込みで5,000円から29,500円の価格帯があります。受講後にFSPJのディプロマ取得可能なものまで、さまざまな講座があります。

テーブルウェア・フェスティバル2023

「テーブルウェア・フェスティバル」は、日本一の「うつわの祭典」として、毎年1月下旬から2月中旬に開催されています。今年は、2020年以来3年ぶりに東京ドームで行われ、多くの人で賑わっていました。

このイベントでは、全国各地の窯元が作った陶器や、世界中から集められた陶磁器、ガラス、漆器などのテーブルウェアが展示されます。

様々な種類のテーブルウェアが一堂に会し、テーブルセッティングの展示は見事なバリエーションで構成され、200以上の出展ブースもあるため、見るだけでなくショッピングも楽しめます。

出典:テーブルウェア・フェスティバル~暮らしを彩る器展~ |東京ドーム (tokyo-dome.co.jp)

特集企画、展示企画、テーブルウェア大賞、出展ブースをまわる所要時間は、約3時間半でした。また、アリーナでは15:30~16:15にスペシャルステージが催されており、17時を過ぎると空いてくるため、比較的ゆったりと鑑賞できます。

特集企画

Galerie de Paris~パリを巡る~

フランスの「アール・ドゥ・ヴィーヴル:生きる芸術」という日常生活のスタイル、エレガントさや快適さなどを重視し、美学を求める思考や、パリの上品で自由なエスプリを感じられる優雅なテーブルセッティングを鑑賞できます。(全ての写真は私がiphone12promaxで撮影したものです)

BERNARDAUD(ベルナルド)

Chrisofle クリストフル

アビランドのベルエポック

HAVILAND アビランドのスタニスラス ブルーグレイ

RAYNAUD レイノー

Astier de Villatte アスティエ・ド・ヴィラット

Jaune de Chrome ジョーヌ・ド・クローム(上画像2枚)

J.L Coquet  ジャン・ルイ・コケ

PINTO ピント

アスティエ・ド・ヴィラット、アビランド、エルキューイ、クリストフル、ジャン・ルイ・コケ、ジョーヌ・ド・クローム、ドゥグレーヌ、ピント、ベルナルド、マリーダージュ、レイノー、ロールセリニャック

美と有田焼~伝統と革新~
井上萬二窯、今右衛門、柿右衛門窯、金善製陶所、キハラ、源右衛門窯、篠原渓山、辻精磁社、陶悦窯、2016、深川製磁、福珠陶苑、福泉窯、百田陶園、やま平窯元、李荘窯業所

Celebration Champagne~グラスの輝き~

LOBMEYR ロブマイヤー

Moser モーゼル


ヴェネツィアガラス、KAGAMI、北一硝子、ロブマイヤー、モーゼルリーデル琉球ガラス村

Celebration Champagne~グラスの輝き~の展示エリアの中には、グラステイスティングコーナーがあり、有料ですがワインやシャンパン、スパークリングワイン、ソフトドリンクを試飲できます。

シャンパングラス

紅茶薫るTea Garden

展示されているティーカップを中心に、HARNEY&SONSの紅茶を試飲できるティーカップテイスティングコーナーがあります。紅茶の試飲は税込800円で、ティーカップの質感や使い心地をお試しできます。

展示ブランド:アビランド、Aynsley、バーレイ、ヘレンド、POC A POC

HARNEY&SONSは、ニューヨーク発の高級ティーブランドです。代表的なフレーバーは「ホット・シナモン・スパイス」で、シナモン、オレンジピール、スイートクローブブレンドしたスパイスティーです。お砂糖が入っていないのに甘みがあり、ミルクを加えることでチャイ風に楽しめるそうです。

www.harney.jp

展示企画 ゲストによる暮らしを彩る食空間

石坂浩二さん、黒柳徹子さん、田川啓二さん、東儀秀樹さん、藤原紀香さん、辺見えみりさんの6名のゲストが、個性豊かなテーブルセッティングを提案していました。

会期中は毎日、この6名を含め様々なゲストが、アリーナ特設ステージでテーブルセッティングやトーク、音楽ライブを楽しめました。

アリーナ特設ステージ ~スペシャルステージ~ 15:30~16:15

1月27日(金) 十五代 酒井田柿右衛門さん
1月28日(土) 黒柳 徹子さん 田川 啓二さん
1月29日(日) 東儀 秀樹さん
1月30日(月) ドン小西さん
1月31日(火) 金木 博幸さん
2月1日(水) 黒柳 徹子さん 田川 啓二さん
2月2日(木) 辺見 えみりさん
2月3日(金) 川井 郁子さん
2月4日(土) 藤原 紀香さん
2月5日(日) 加藤 タキさん

黒柳徹子さんは「南仏プロバンスで過ごすバカンス」をテーマに爽やかなセッティングを披露し、藤原紀香さんは「グラムな空間」をテーマに重厚でエレガントな空間を創り出しました。

辺見えみりさんのテーブルセッティングが、中でも一番素晴らしいと思いました。彼女のセッティングは、シンプルで明るく、モダンなインテリアが特徴的で、テーブルの中央に生花ではなく、環境に配慮した苔が置かれていました。

数年前にアワードを受賞した福珠窯の古伊万里の器を使用し、同じ絵柄で色合いを変えて重ねて置き、他はホワイトカラーや透明なガラスでシンプルにまとめたテーブルセッティングで、とても素敵でした。

「至福のおもてなし」~大倉陶園

皇室のテーブルウェアを手掛ける大倉陶園が、京都迎賓館のためにデザインされた食器を展示していました。

さらに、1555年に創業した京友禅を手掛ける千總(ちそう)とコラボレーションした「季を彩る」シリーズも素晴らしかったです。

レイノーとスパイスで彩る豊かな食卓~ハウス食品グループ

マズルカ」シリーズのブルーグレープレートと、「トレゾー」のディーププレートのセットは、爽やかで上品な印象を与えますね。

第29回 テーブルウェア大賞~優しい食空間コンテスト~

展示されているのはインテリアとテーブルウェアですが、料理も盛り付けられた状態で審査が行われるようです。テーブルセッティングだけでなく、壁紙や絵画、お花、そして食卓を囲む人、どんなお祝いのシーンで、どんな料理をどのように盛り付けるかも重要になってきます。

テーブルウェア・コーディネート部門

【雪月風花〜四季を彩る祝いの食卓〜】というテーマで春夏秋冬いずれかを選び、設定やテーマ、料理の写真もパネル展示されています。

大賞の日下莉絵さん(春)モダンなデザインと和食器の柔らかな風合いが組み合わさって、全体的に柔らかい雰囲気を醸し出していました。

 

見越尚美さん(春)ARITA PORCELAIN LABのJAPAN SNOW 銘々皿 古伊万里草花紋を主役にペールグレーとラベンダーカラーの優しいカラーに、クールな黒で引き締めて、全体的にバランスが良いセッティングですね。

森山ゆかさん(春)繊細なバードケージと、ドイツの老舗メーカー「シュトルツルラウジッツ」のマットな外側と内側のゴールドのカクテルグラス、さらには船木智仁さんのLiqueur蒔地漆といったこだわりの詰まったアイテムを組み合わせたスタイリングです。

壁の木目の自然な表情や白いクロスの清潔感によって、華やかで重厚感のある空間に優しさが表現されていました。また、Sghrスガハラシャンパン・カクテルグラスには、気泡が入っていて素敵なデザインですね。

優秀賞 河野 浩子さん(夏)ARITA PORCELAIN LABの「新弥左ヱ門 プラチナ 丸紋散し」と、杉わっぱ飯器の組み合わせが涼しげで美しいですね。

佳作 曽山百華さん(夏)用美 YOUBI 千筋料理箱と染竹ハンドルに黒いプレートを合わせた、シックで洗練されたテーブルセッティングです。

優秀賞 本松 美枝子さん(秋)駿河竹千筋細工 御殿虫籠と角型虫籠を組み合わせた独創的なセッティングに加え、YOUBIの正角ミニ料理箱2段セットが4個並ぶことで、より一層統一感が感じられますね。

 

審査員賞 中村美和子さん(秋)壁に飾られた金色のイチョウのオブジェや、季節感あふれるイチョウの葉や銀杏、ほおずきなど自然を感じさせるアイテムに、ゴールドのナプキンリングや蓋つき茶碗などすべてイチョウ柄で細部までこだわりが行き届いた素晴らしいセッティングでした。

宇田川聡子さん(秋)金沢 箔一のおぼろ月プレートを主役に、静かなお月見の落ち着いた印象のセッティングです。伝統的な印象がありますね。また、第一陶器の花鳥図の豆皿も可愛らしく、組み合わせが素晴らしいです。

佐原ミチ子さん(秋)HOYAのクリスタルガラス製の二段重箱が目を引くコーディネートで、周囲の色を暗めにすることで、今泉今右衛門の色鍋島の白地に描かれた錦絵が際立っていました。

榎美樹子さん(秋)船木智仁さんが手掛けた陰陽ワイングラスは、クールで魅力的です。漆器や金襴手、ガラス、錫など多種多様な素材を使っているにもかかわらず、全体的にとても調和のとれた印象があります。

日下絢子さん(冬)NARUMIのフォルテシリーズのリーフディッシュとエスプレッソカップが目を引きますね。

佐藤陽子さん(冬)七代目弥左エ門氏が現代のライフスタイルに合わせてデザインしたモダンで高級感のある有田焼「ARITA PORCELAIN LAB」の古伊万里草花紋を主役に、シックな色調で統一したコーディネートに仕上げています。

清水信子さん(冬)白とシルバーの統一された装飾がクリスマスの雰囲気を高めていますね。そして、木村硝子店さんか、オーストリアリーデルのカクテルグラスかと思いますが、美しいフォルムのグラスですね。

前島敦子さん(冬)節分の豆まきをテーマにされていて、福豆のラッピングも可愛いらしいですし、絵馬型のお弁当箱もめずらしいですし、素敵でした。

出展ブース

table aoyama (Lifestyle Design Shop)さんは、佐賀県西松浦郡有田町にある有田焼のお店です。

ARITA PORCELAIN LAB JAPAN SNOW 銘々皿 木甲桐紋

ARITA PORCELAIN LAB JAPAN EARTH 和皿 更紗 ゴールド

GOLD IMARI フラットプレート 旭日吉祥紋、フラットプレートJS旭日吉祥紋

絶妙な色合いの食器や、細くておしゃれな箸、飾りのトレイなども素敵です。右の写真の下にあるステンレスのトレイは、丸信金属工業株式会社の自社ブランドALART(アルアート)長日というステンレスとアルミニウムの台です。和柄3種類「七宝、麻の葉、万字」があります。

 

有田焼が集まるエリアでは、テーブルウェアフェスティバルの30周年を記念して限定販売されたスクエアディナープレートがありました。

渓山窯の盃、そば猪口、取鉢、扇形、菊型、美しくて可愛らしいお皿は見ているだけでも楽しくなります。

福右衛門さん

窯元伊兵衛さん

祥瑞(しょんずい)柄の茶碗も素敵です。

蛸唐草紋

鍋島の畑萬陶苑さん

伊万里鍋島焼 青山窯さんの鍋島小皿 雪輪 小花、重ねると大輪の花が咲いたようでとても可愛らしいです。

青の世界・繊細優美 みかわち焼

長崎県佐世保市の(三川内)みかわち焼は、とても繊細で綺麗でした。購入もできるエリアです。

喜久正窯さん

平戸松山さん

三川内焼窯元・平戸松山窯オフィシャル (hiradoshouzan.com)

長崎のみかわち焼は、とても精巧で美しく、見とれてしまうほどの繊細さがありますね。

普段使いできる、オーブン、電子レンジ、食洗器、フリーザーOKの英国製のDenby(デンビー)の新シリーズ、「キルン」は日本の食器とも合わせやすそうでした。

会津若松 大竹漆器店もお祝いのシーンにいろいろと使えそうな食器が揃っていました。

TARO AOI 伊万里焼のアンティークを扱うお店があり、私はこちらで素晴らしい大皿を手に入れました。同じ絵柄でも微妙に異なるので、実際に手に取って確かめることができたのは良かったです。

写真はありませんが、他にも九谷焼沢田商店で銀泉窯の素敵な小鉢を手に入れました。お値下げもしていただきとても良い買い物ができました。本当に気に入っています。

 

テーブルウェアフェスティバルは、素晴らしいテーブルウェアや歴史的に価値のある美しい陶磁器を見るだけでなく、200以上の出展ブースで実際に食器を手に取ってショッピングを楽しむことができます。毎日、豪華なイベントが開催され、お祝いやパーティーのテーブルセッティングは美しく参考になります。食器好きにとっては非常に魅力的な祭典です。
さらに、テーブルセッティングの作品を撮影した写真が予想以上に素晴らしく撮れていたことも、楽しさを倍増させました。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。今後も当ブログの記事をご覧いただけると嬉しいです。