ANAクラウンプラザリゾートへ(連絡通路あり)
ANAインターコンチネンタル安比高原リゾートと連絡通路で直結しているANAクラウンプラザに訪れました。
ANAクラウンプラザリゾート安比高原はレモンイエローの建物です。
ホテル館内1階と3階のMAPです。1階のスキーロッカーの横にANAクラウンプラザホテルへの連絡通路があります。
スキーロッカーを通り抜けると、リフトやゴンドラ乗り場に向かうことができるそうです。
近くにあるリフトはお休み期間でしたが、安比ゴンドラは営業していました。
ANAクラウンプラザリゾートの案内表示板がありました。
連絡通路は真っ白な回廊で、インターコンチネンタル安比高原側に窓が1つあります。
連絡通路は、クラウンプラザリゾート安比高原の2階に接続しています。美しいガラス天井が明るく印象的です。
「ステーキハウスラバンドール」と「ライブラリーラウンジ ペチカ」の間に連絡通路があります。
出典:ANAクラウンプラザリゾート安比高原 | APPI【公式HP】 (appi.co.jp)
ライブラリーラウンジ「ペチカ」には、オルーチェ社のヴィコ・マジストレッティが手掛けたキノコ型のアトーロテーブルランプやスノウフロアランプが設置されています。
また、モダンなデザインに合わせた革張りのチェアも配置され、とてもおしゃれな雰囲気です。
オフィシャルサイトの画像では、デンマークのデザイナーアルネ・ヤコブセンが世界初のデザインホテル「SASロイヤルホテル」のためにデザインしたラウンジチェア、フリッツ・ハンセン社の「POT」が並んでいる様子が紹介されていますが、実際には見当たらず、その点は残念でした。
なお、ライブラリーラウンジではSASロイヤルホテルと同じライトグレーのカーペットも使用されていました。
クラウンプラザのレセプション、ロビーは改装され、インバウンド狙いのビジネスホテルの典型のようなデザインになっていました。
ルーバー壁と、ボーダー柄の壁、柱、格子状の衝立、すべてに同じデザインを繰り返し、さらに柄物の絨毯とソファー、デザインコンセプトの見えないリニューアルに驚きました。
出典:矢板建築設計研究所 矢板久明・矢板直子共同主宰の設計事務所 (yaita-associates.com)
改装前のレセプション、ロビーです。広々とした美術館のような洗練された美しさ、モダンなインテリアデザインで、サイドに設置された階段が空間の美しさをさらに強調しています。
エントランスには、イタリアのデザインの壁ランプ、 1982年にフロス のためにAchille Castiglioni(アキーレ・カスティリオーニ氏)によってデザインGiovi(ジオビ) ウォール ランプがあったようです。スターバースト照明パターンを提供する美しいランプです。
また、中央のタペストリーはAPPIのロゴをデザインした亀倉雄策氏のものです。
オープン当時の客室(メゾネットタイプ)のインテリアは今見ても洗練されています。
当時谷口研究所で、設計担当であった矢板建久明氏は矢板建築設計研究所の主宰として現役活躍されていますが、もう連絡は取られていないのでしょうね。
ホテル安比グランドは、1985年に日本建築業連合会のBCS賞受賞、商環境デザイン JCDデザインアワード(現:日本空間デザイン賞)に入選、家具・什器・備品のデザインからロゴ・照明・色彩までトータルコーディネートされていたホテルです。
その内装が見たかったので、フロントのリニューアルについて、客室のリニューアルのいくつかも、とても残念に感じました。
ANAクラウンプラザのスーベニアショップ
安比高原牧場の牛乳、のむヨーグルト、クリームチーズケーキ、ちーずがっこ、白樺樹液など、気になるものがいろいろとありました。
秋田のオイル漬け専門店の商品も気になります。パッケージも可愛いのでお土産にピッタリです。
カリポリ貝ひも
岩手県を代表する伝統工芸品の岩鋳のカラフルな南部鉄器もありました。
インターコンチネンタル安比高原ホテルへ戻ります。クラウンプラザ側から、インターコンチネンタルの連絡通路へ入る時は、ルームキーによる解錠が必要です。