明治村のつづき。
左:旧帝国ホテル正面玄関 右:名鉄岩倉変電所
お隣の岩倉変電所も綺麗です。現在の変電所といえば、ただのコンクリート建築で
実用面だけで美しさなど二の次ですが、この頃はこんなステキなレンガ造りだったんですね。
ではでは…
今回、明治村で一番楽しみにしていた!建物のご紹介です。
フランク・ロイド・ライトが設計した「旧帝国ホテルのロビー」。
この建物の前には石畳の坂があって、その横の芝生にコロツケーの店があり、
明治時代にベストセラーになったという
小説「食道楽」に出てくるコロッケを再現し、販売されています。
今回はお腹一杯のため頂けず…残念。
帝国ホテルの前の噴水。
お水があまり綺麗ではなさそうなのが残念。
やはりこの玄関はどの角度から見ても絵になるので
写真を撮りすぎてしまいます。
内部の装飾も大変凝っていて、見所満載です。
玄関を入ると、3階までの吹きぬけホール。
2階正面にはフランク・ロイド・ライトの写真がありました。
この美しいロビーは4つの「光の籠柱」に囲まれています。
「透しテラコッタ」と呼ばれる細工した繊細な隙間、柱の中から光がさしています。
こちらは大谷石(おおやいし)で出来ているのですが
柔らかい素材のため彫刻に向いている反面、実は壊れやすい…というものらしく
実物はかなり崩れてしまい、殆どがレプリカだそうです。
左右ラウンジ前の大谷石の壁泉(たぶん)
1階と2階の間にある「婦人ラウンジ」
婦人ラウンジは全面が窓になっていて、明るくてステキな空間でした。
2階はカフェになっていて、ケーキなどあったようですよ。
フロアアンプも美しい。フランク・ロイド・ライトのもの?
可能なら正面玄関だけではなく、全てを再建して
ホテルを開業したら絶対宿泊したいなぁと夢見るのでした。
あっという間に閉村時間に。
半分以上のエリアに足を踏み入れることも出来なかった!
せめてあと一つ「芝川又右衛門邸」だけは見学したかった…と
後ろ髪を引かれる思いで帰路に着くのでありました。