11月の中旬に母が東京から遊びに来てくれました。
いつもなら紅葉が楽しめる時期なのですが、今年のもみじは少しのんびりしていて
まだ青葉が残っていました。
ここ、「ちしゃくいん」智積院は、絵師、長谷川等伯の障壁画が有名なお寺です。
母がテレビで紹介されていたここの絵を見てみたいと言うことで
今回行ってみました。
JR京都駅からは徒歩20分ですから、タクシーを利用すればすぐですね。
時間のある人はそちらもおすすめです。
穴場的な存在で、京都好きの私でも知らなかった智積院ですが
神奈川県にある「川崎大師」、高尾山の「薬王院」、千葉県の成田山「新勝寺」の大本山をはじめ
全国に3000余の寺院を擁す、総本山なのです!!
あの有名なお寺、大本山の上にこの総本山があるんですね。
お庭も池もとても綺麗だし、平成に立て直されたお堂も綺麗でした。
この日はたくさんの僧侶が集まって何かを執り行なう日だったようです。
しずかに歩く僧侶たちの列を見ているだけで心が引き締まりました。
収蔵庫に収められた等伯の障壁画は大胆で勢いのある大きな松の幹や枝振りと
優しいはかない花々が描かれて
四季折々の草花が日本の自然の美しさを再認識させてくれました。
唯一紅葉していたこのモミジに、この五色幕が揺れてきれいでした。
母も満足したみたいです。