高桐院、本堂(客殿)の前庭です。
楓の木はほんの少しの葉残しただけの枯れ木になっていました。
その代わり、緑の苔むした地面に花を咲かせていました。
古い楓の木は朽ちてしまったのでしょうか、
葉が付いていたのは若木ばかり。
でもその若木と苔生した枯れ木のコラボが美しい。
広角レンズが無いので、お庭全体を写すことは出来なかったのですが
かなり広いこのお庭にある灯籠は一基のみ。
シンプルでなんとも趣のあるお庭です。
高桐院は、利休の高弟、細川忠興が1602年に建立したお寺
千利休が好んだ質素な「わび・さび」を良く知る、武将だからこそ
この素晴らしいお庭を造ったのでしょう。
紅葉のこの時季の色鮮やかなお庭も素敵なんですが
新緑の緑一色の静かな庭園の方が私は好みかもしれません。
ただ単に、人の多さに反比例するのかも。。。ですが。