こんにちは、みなさん!
今回は、私の滞在したJWマリオット・ホテル奈良の素晴らしい体験をお届けします。
さらにMarriott Bonvoyアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード会員向けの「ゴールドエリート」特典についてもご紹介いたします。
- JWマリオットとは
- アクセス
- お得なアクセスきっぷ
- JWマリオット・ホテル奈良について
- スムーズなチェックイン
- ゴールドエリート特典を満喫
- 今回の滞在で実際に得られたGE特典
- デラックスツインの部屋
- ウェットエリア
- トイレ
- バー・フライングスタッグ
- 2階 宴会場、会議室、エグゼクティブラウンジ
- お隣の奈良コンベンションセンターとショップ
- まとめ
JWマリオットとは
「JW」は、創業者ジョン・ウィラード・マリオットの名前に由来し、マリオットグループの最高峰を象徴しています。
このホテルは、ザ・リッツ・カールトンやセントレジスと同様、「クラシック・ラグジュアリー」の最高峰に位置づけられるブランドとして評価されています。
日本国内では奈良にしか存在せず、2025年春に東京山手線「高輪ゲートウェイ駅前」に「JWマリオット・ホテル東京」がオープンすれば、ますます注目されることでしょう。
アクセス
ホテルの「シャトルバス」か「タクシー」が便利です。
◆シャトルバス
JWマリオット・ホテル奈良は、近鉄奈良駅とJR奈良駅間をシャトルバスで結んでいます。朝10時から夕方5時まで、30分ごとに運行しています(ただし、13時台は運行休止)。
運行時間の確認は事前にホテルへの問い合わせすることをおすすめします。
◆タクシー
シャトルバスが運行していない時間帯は、近鉄奈良駅から約2km、JR奈良駅西口からは約1.5km。どちらもタクシーで約5分の所要時間です。
◆電車
最寄り駅は、近鉄奈良線の新大宮駅南口から約650m、徒歩で約9分の距離です。
お得なアクセスきっぷ
関西空港経由の奈良観光におすすめの「奈良アクセスきっぷ」をご紹介します。
通常の片道運賃1610円が、このきっぷでは1350円。往復分で520円お得になります。購入は関西空港駅の窓口で可能です。
奈良アクセスきっぷは2023年9月30日をもって発売終了となるため、ご注意ください。
◆リムジンバス
関空と奈良駅やJWマリオットホテル(コンベンションセンター)の往復には2023年12月16日に運行を再開したリムジンバスが便利です。
片道運2,500円、往復運賃4,500円、空港行きは事前予約制のため、フレキシブルな観光はできなくなりますが、乗り換え不要のバスは荷物が多い場合などにも安心です。
JWマリオット・ホテル奈良について
このホテルは、2020年7月にオープンし、隣接する「NHK奈良放送会館」と「奈良コンベンションセンター」と共に、このホテルは観光や人々の交流を推進するための拠点として誘致されました。
地下1階と地上6階の建物に158室の客室を備えています。その中には16室のスイートと12室のエグゼクティブルームも含まれます。また、2つのレストラン、ロビーラウンジ、エグゼクティブラウンジ、スパ、フィットネスセンター(プール)、宴会場、会議室も完備されています。
インテリアデザインはG.A. Designによって手がけられ、奈良の寺院、風景、歴史的建造物、そして鹿がモチーフとなっています。温かみのあるウッディな空間や日本らしい木の温もりを感じるロビーは、安らぎを演出するようにデザインされています。
スムーズなチェックイン
私たちは夜8時に到着しました。予定があり遅めのチェックインとなりました。
エントランスにタクシーで到着すると、ポーターが荷物を運んでくれました。
建物に足を踏み入れると、木の梁を思わせる天井とモダンな牡鹿のアートが目に飛び込んできました。ラグジュアリーな雰囲気でありながらフォーマルすぎないデザインが心地よかったです。
ソファに座ると、冷たいミネラルウォーターが提供されました。暑くて湿気が多い夜にぴったりの歓迎でした。
また、ソファでチェックイン手続きをしてもらえるのは有難かったです。
レセプションの近くには、JWマリオットのシンボルになっているグリフィン像がありました。グリフィンは鷲の頭と翼、ライオンの胴体を持つ伝説上の生物で、ヨーロッパの紋章や装飾によく見られます。知恵と権力と忠誠の象徴です。
窓際のカウンター席には苔盆栽と和モダンな照明があり、奥にはルーバーが見え、日本らしさを感じました。
窓の外には、奈良市庁舎の並木が緑豊かに広がり、心が和みます。
ロビーラウンジの奥には「シルクロードダイニング」があり、壺型のアートやラタンのペンダントランプが美しい雰囲気を作っています。シルクロードの東の始まりは奈良とされているそうです。
ワゴンには、クッキーやチョコレートなどのお菓子も販売されており、魅力的な品揃えです。
日本料理の「AZEKURA」もロビーラウンジに面しており、名前は正倉院の校倉造りからきています。
ゴールドエリート特典を満喫
ゴールドエリート会員は、以下の特典サービスを享受できます。
1.ポイント獲得が25%増加
2.優先レイトチェックアウト:午後2時まで(空室状況による)
3.エンハンスドルームアップグレード:空室状況による
4.ポイントまたはウェルカムギフト:
ウェルカムギフトから選べる以下のオプション:
・シルクロードダイニングの朝食ブッフェ:30%割引 5,200円→3,640円
・インルームダイニングの朝食:15%割引
・客室ミニバー:2,000円分のクレジット(私はこちらを選択)
・ホテルのオリジナルクッキープレゼント
・ランドリープレスサービス:2着分の割引
また宿泊者向けに、毎朝7時から2階スペースで「マインドフルモーニングヨガ」のレッスンを無料で受けることができます。初心者向けのストレッチ中心のヨガ60分です。
ゴールドエリート特典を事前に電話で確認したところ、朝食ブッフェの割引率が15%だと伝えられましたが、実際には30%の割引が適用されました。スタッフの情報提供が正確でなかった点は残念ですね。
レセプション横には、美しい神鹿の木彫りが飾られています。これも奈良の伝統工芸品、奈良一刀彫の作品です。
レセプションの背後には、奈良の山々の風景が広がっています。
今回の滞在で実際に得られたGE特典
・レイトチェックアウト:13時まで延長
・客室ミニバー:2,000円分のクレジット
・ロビーラウンジでのロイヤルゴールドカクテル1杯(モクテルも選択可)
・部屋のアップグレードは行われず、残念な結果となりました
JWマリオット奈良の宿泊施設は、ほとんどが「デラックスルーム」と呼ばれるスタンダードなお部屋で構成されており、その割合はなんと9割にも達しています。
エグゼクティブルームも用意されていますが、その広さやレイアウトはデラックスルームと同じです。
お部屋の選択肢は限られているので、ゴールドエリートでは部屋のアップグレードは難しそうな印象を受けましたが、キング(ワンベッドルーム)をご希望の方はアップグレードのチャンスが少し高まるかもしれません。
レセプションの裏手には、客室フロアへ続くエレベーターホールがあります。
エレベーター内にも鹿と紅葉の美しい絵が描かれています。
エレベーター内は、マットな質感が特徴です。
客室フロアのエレベーターホール
客室フロアに進むと、奈良の山々を思わせる柔らかな青とグレーのグラデーションが美しいカーペットが広がり、ライトの照明も印象的です。
デラックスツインの部屋
私の宿泊したのは36㎡のデラックスツインルームです。
部屋内を詳しく見ていきましょう。
この部屋のインテリアデザインは、G.A Group (UK)によるもので、アートワークはICA(インターカルチャーアート)が手がけました。
奈良の歴史、伝統、自然が、アートによって美しく表現されています。
ベッドは幅と高さの両面で大きく、2つのベッドを並べると部屋が狭く感じられました。部屋の広さを重視する場合はキングベッドを選択することをおすすめします。
チェックインが夜8時を過ぎたため、ターンダウンサービスは既に行われていました。米国シモンズ製のベッドは寝心地が最高で、慣れない旅先では不眠がちな私でも、一度も目が覚めることなく朝までぐっすりと眠ることができました。
JWマリオットオリジナルのスリッパには、グリフィンの刺繍が施されています。
壁には奈良の鹿の角をモチーフにしたフィーチャーアートが飾られています。
ベッドの上には、ターンダウンサービスの際に置かれたピローミストがありました。枕にスプレーすると、ラベンダーの香りに包まれて心地よい眠りにつくことができます。
ベッドサイドには、伝統工芸品である奈良一刀彫の牡鹿のオブジェが置かれています。
とても気に入ったため、帰ってから奈良一刀彫の鹿をオーダーしました。出来上がるのが楽しみです。
シンプルでコンパクトなミニバーも用意されており、ネスプレッソのコーヒーは2種類あります。
左下にはポットとアイスペールが収納されています。
上段引き出しには、ワイングラス、タンブラー、ティーセットなども用意されています。
ほうじ茶と煎茶のティーバッグは、奈良県月ヶ瀬にある「上久保茶園」が提供する手もみ茶「聖青」のほうじ茶と煎茶のティーバッグが用意されています。
特に煎茶は細く長い茶葉が美しく、味わいも素晴らしかったです。
スナック類、アルコールはこちらと冷蔵庫にも用意されています。
冷蔵庫には、ジュース、ミネラルウォーター、ビール、ワイン、シャンパンなどが揃っています。ホテルオリジナルのクラフトビールIPAや、日本酒も楽しむことができます。
リフレッシュメントメニュー
ゴールドエリート特典の一環として提供された客室ミニバーのクレジットは、和歌山県有田の「谷井農園の温州みかんジュース」を2本選びました。(冷蔵庫に入っているのは1本のみのため、追加オーダーしました)
部屋には丸いテーブルとソファがあり、食事やくつろぎのスペースとして利用できました。苔盆栽も部屋の雰囲気を彩ります。
部屋からの景色は、奈良市役所ビューで、建物までの距離があるため、開放感がありました。
クローゼット内には、柔らかなガーゼのナイトウェアと軽い着心地のバスローブが用意されており、ナイトウェアは特に心地よかったです。
ウェットエリア
洗面台はシングルシンクで、両サイドにドアが付いており、プライベートなスペースとして利用できます。
アメニティとして、AROMATHERAPY ASSOCIATES(アロマセラピーアソシエイツ)の製品が提供されています。
アロマセラピーアソシエイツは英国発の最高峰ブランドで、天然原料のスキンケア製品を提供しています。ボディローション、フェイスソープ、バスソルトなどが用意されており、質の高さが感じられます。
ドライヤーはSALONIAのもので、デザインとスピードにこだわった製品です。
アメニティは小さな引き出しに収められており、ブルーグレーのグラスもおしゃれです。
上段には綿棒、コットン、シャワーキャップ、レディースセット(基礎化粧品)が、下段には歯ブラシ、コーム&ヘアブラシ、マウスウォッシュ、シザー、シェービングジェルが収められています。
基礎化粧品は雪肌精で、朝用の追加をお願いしました。
浴室には日本式の洗い場が備えられており、レインシャワーやハンドシャワーは3つの水流タイプに切り替えられます。
バスアメニティもアロマセラピーアソシエイツ製で、イランイランの香りが漂うシャンプー、コンディショナー、ボディソープが用意されています。
シャンプーとコンディショナーが足りなかったため、追加を依頼した際にも快く対応していただけました。
トイレ
トイレには、奈良の伝統的な鬼瓦がインテリアとして飾られています。鬼瓦は厄除けや難除けの象徴で、奈良市内の「瓦道」ではミニ鬼瓦造りの体験もできるそうです。
ルームキーはペールピンクとグレーのJWマリオットホテル奈良のブランドカラーです。他にもダークグレーの3色がランダムに配布されます。
バー・フライングスタッグ
アーティストが下書きなしで描き上げたという、STAG=牡鹿の絵が印象的な、ラウンジ・バー「フライングスタッグ」で無料のカクテルを楽しむことができます。
ゴールドエリート会員向けに提供されるオリジナルカクテル「ロイヤルゴールド」がおすすめです。
ミントとJWガーデンのローズマリーで漬け込んだマスカットジュースをベースにした爽やかな一杯で、爽快な味わいでとても美味しかったです。
ホテル内の4階に位置するSPA by JWでは、アロマセラピーアソシエイツのトリートメントを受けることができます。
また、5階にある屋内プールも宿泊者は利用可能です。プールの営業時間は8時から22時までです。
2階 宴会場、会議室、エグゼクティブラウンジ
エレベーターホールは天井が高く、ゆったりとした印象です。
ブライダルショールームもありました。
こちらの全面ガラスで広々としたスペースでは、結婚式やヨガレッスンが行われることもあります。
広々としたソファもあります。
こちらのスペースにはグランドピアノが配置されており、可愛らしい雰囲気が漂います。
大きな苔盆栽も飾られています。
廊下を進むと、目立たないドアがエグゼクティブラウンジへと続いています。
奈良のラウンジは評判が高く、早めのチェックインが可能であれば追加料金を払ってでもラウンジアクセスを手に入れる価値があるかもしれません。
また、ロイヤルコペンハーゲンとのコラボレーションによる優雅なアフタヌーンティーが、フライングスタッグで2023年8月1日から9月24日まで開催されています。この組み合わせを楽しむことができるのは魅力ですね。
お隣の奈良コンベンションセンターとショップ
JWマリオット・ホテル奈良のお隣に位置する奈良コンベンションセンターには、最大で2000人を収容できる大会議場が完備されています。
特に目を引く、吉野杉の集成材と鉄骨のハイブリッド構造の大屋根を持つ「RINK LINK天平広場」では、魅力的なイベントが開催されます。
1階には、注目のスポットがずらり。蔦屋書店は、書籍だけでなく、ここでしか手に入らない限定商品も豊富に取り揃えています。
【奈良蔦屋書店限定】
奈良の名物である「奈良シトロン」という焼き菓子は、珈琲との相性抜群。月ヶ瀬で収穫されたほうじ茶の風味が楽しめる逸品です。
奈良県初の刺繍サービスも楽しめます。500円で手に入る鹿モチーフの刺繍は、奈良 蔦屋書店ならではの特別仕様です。
【グルメ】
蔦屋書店の2階では、スパイスカフェ「奈良ムマサラ」のスパイスカレーや、ポルコズダイナーのハンバーガーを楽しむこともできます。パティは奈良県産ブランド豚「郷ポークとヤマトポーク」を使用しており、地元の味を満喫できます。
まとめ
JWマリオット奈良ホテルでの滞在は歴史とラグジュアリーが融合した素晴らしい経験でした。
洗練された客室でラウンジや朝食がなくても究極の癒しを感じることができました。
ロビーラウンジや館内のアートに囲まれて心が躍るひとときを過ごすことができましたし、ゴールドエリート特典のおかげで滞在がさらに快適になりました。
奈良を訪れる際、ぜひJWマリオットホテル奈良を選んでみてくださいね。
歴史と和ラグジュアリーが織りなす極上のひとときが、きっと素晴らしい思い出となることでしょう。
それでは、次回の奈良観光・グルメ記でお会いしましょう!