先日、友人と一緒に「フィンランドのくらしとデザイン」展へ行って来ました。
開催している兵庫県立美術館へ行くのは初めてでしたが
美術館はJR線の「灘」駅から徒歩10分、すぐ分かりました。
建物自体もとても綺麗で、さすが安藤忠雄さんのデザインの建築です。
(知らずに行ったのですが、円形の階段を見た時に「安藤さん?」と気付きました)
特に巷で話題にもなっている様子もなかったので
空いているだろうな~と油断していたら、チケット売り場には長蛇の列が!!
フィンランド、大人気ではありませんか☆
まず最初は「森の家」を拝見。
チケット売り場の横には木造の小さな小屋があり
のぞいてみると、可愛いお部屋になっていました。
フィンランドの方は、森にサマーハウスを持っている方が多いそうで
その別荘の周りに、テーマ別の手作りの小屋(森の家)を建てるそうです。
「サウナ小屋」だったり「ゲストハウス」であったりするそうですが
今回展示されたテーマは「子供の遊び部屋」
こんな子供部屋があったらチビッコたちは楽しいでしょうね。
展示室内には、フィンランドの絵画や椅子、ラグ、照明、テキスタイルなど
いろいろと観ることができ、大満足でした。
展示の内容で、非常に勉強になったのは
長い間ロシアの統治下にありながらも、フィン人としての心を失わないように、
童話やスオミ(フィンランドの本国での呼び方)の精神を大切にしていたということです。
どうしてもフィンランドというより、「北欧」ひとくくりで考えがちだったのですが
フィンランドの歴史や、隣接国との関係なども勉強することで、
フィン人のことや、文化について興味がわいて来ました。
これで、地理的なものも、他の北欧の国と間違ってしまうことは少なくなりそうです。
それとフィンランドが合致したことは大きいかもしれません。(遅い?)
旅行で訪れた国のことはある程度知識が蓄積されますが、北欧はまだ一度も
訪問経験がないので、どうしてもモヤっとしてるんです><。
この展示の中で、やはり大人気だったのは
想像以上に小さな小さな原画の前にたくさんの人が集まっていました。
何ヶ月か前、ノルウェーの「トロールハンター」というB級映画のDVDを観たのですが
そのトロールは超巨大で凶暴でかなり怖い存在でしたが(でも笑える感じ)
ムーミンはかなり小さいみたいですし、可愛いですよね。
色々な種類のトロールがいるんでしょうか。
ちなみに私の小さい頃に放映していたテレビアニメの「ムーミン」は
トーベ・ヤンソンが認めなかったらしく、今はあの古いムーミンアニメは
お蔵入りだそうです。悲しいですね。
それから、展示の中でも一番華やかだったのは
ファブリックブランドの「マリメッコ」。
特にマリメッコを代表するデザイナー、
「マイヤ・イソラ」デザインのものが多く展示されていました。
私は個人的に「石本藤雄」さんデザインのものも好きなのですが
マリメッコには日本人のデザイナーが4人もいるはずですが
日本人のデザインはあまり展示されていませんでしたね。
展示も満喫したあとは、美術館の海側、なぎさ公園に出るのもオススメです。
綺麗な夕日も見られました。