東京から、北海道の札幌へ日帰り旅行を楽しんできました。
【さっぽろ羊ヶ丘展望台で楽しむクラーク像と美しいラベンダー畑】
空港到着後、ランチを「なごやか亭」でいただき、
次に向かったのは「さっぽろ羊ヶ丘展望台」です。
この丘は、明治39年に農業研究施設として開拓され、現在でも羊などの研究が行われています。
ここで有名なのは、ウィリアム・スミス・クラーク博士像です。広く知られた「Boys, be ambitious.(青年よ、大志を抱け)」という言葉が刻まれています。
丘の上から街を一望できましたが、アスファルトで舗装されたスペースが大半で、少し残念でした。
また、羊たちの草を食む姿を楽しみにしていましたが、遠くてよく見えませんでした。
レストハウスの裏には見事なラベンダー畑があり、ちょうど見頃で香りも楽しむことができました。(2023年6月25日)
この施設で一番素晴らしかったのは、間違いなくこのラベンダー畑でした。
【ジブリ映画の世界を彷彿とさせるカフェ「森彦」で楽しむ、ケーキと珈琲】
次に訪れたのは、カフェ 森彦(本店)です。
細い路地裏にある、赤い屋根の古民家は蔦に覆われ、まるでジブリ映画に出てきそうな魅力的な佇まいです。
午後2時過ぎに到着し、名前を書き外のベンチで待ちました。
運良く、10分ほどで店内に案内されました。
外観も素敵でしたが、歴史を感じさせるテーブルや椅子、窓から見える蔦の葉などは、メルヘンの世界に迷い込んだかのような雰囲気です。
こちらではケーキとカフェ・オレをセットでいただきました。
とても美味しくて、一気に疲れが吹き飛びました。
MORIHOCOのコーヒーショップは札幌に本店を入れて10店舗もあるようなので、また良さそうなお店があれば、旅行のルート入れたいと思います。
【穏やかな癒しの世界】中島公園の日本庭園と枯山水
次に訪れたのは、中島公園です。
公園内の日本庭園を散策しました。
庭園内には重要文化財の茶室「八窓庵」が静かに佇んでいました。小堀遠州が建てたとされ、滋賀県長浜市から移築されたものです。
茶室の扁額には「忘筌(ぼうせん)」という文字がありますが、これは中国の荘子からの引用で「目的を果たした後は、道具や手段は忘れてもよい」という意味を持ちます。
遠州が風雅な境地に入ることを象徴していると言われています。
また、庭園内には小さな枯山水もあり、
水琴窟の音色に心癒されました。
先程の小堀遠州は、水琴窟の原理の発明者でもあるそうです。
飛び石の先に縄で十文字に結ばれた小石があり、何のためのものか疑問に思っていました。
「これより先に入ることはご遠慮ください」という意味があり、「関守石」と呼ばれているそうです。
【まばゆいラピスラズリのブルーに輝く 日本最古の木造ホテルを見学】
庭園を進むと、洋館が見えてきました。こちらは北海道に建てられた日本最古の木造ホテル、豊平館(ほうへいかん)です。
1881年(明治14年)に建てられ、開拓使の直営ホテルとして設立されました。初めは札幌市役所近くにありましたが、1958年に中島公園へ移築されました。
豊平館はアメリカ風の建築様式で、白い壁にウルトラマリン・ブルーの縁取りが施されています。このブルーは当時、高貴な宝石として重宝されたラピスラズリを海外から輸入して造られた貴重なものでした。
入場料は300円で、中を見学することができます。
ロビーにある曲線を描く階段は美しいですね。
牡丹唐草の柄のカーテンは、当時のものを再現したもので、京都西陣で織られています。
シャンデリアは建設当初からのもので、歴史を感じさせます。
天皇陛下たちが滞在された特別な部屋もあり、歴史的な価値を感じました。
シャンデリアの吊元にある漆喰のデザインは、各部屋ごとに異なり、豊平館の見どころの一つになっています。こちらは鳳凰のモチーフが使われています。
窓からの眺めも美しく、緑と菖蒲池が綺麗でした。
【新千歳空港に隣接するすみれ暖簾分け「Iori」で味わう極上のみそらーめん】
新千歳空港の近くまで移動し、軽くラーメンをいただきました。
17時から営業開始で、17時15分に到着しましたが、少し並びました。
「らーめん Iori」は、人気店すみれの暖簾分けのお店で、本店「庵」は札幌市内にあります。
すみれのファンで本店も訪れたことがありますが、やはり美味しかったです!ごちそうさまでした。
【人気店「もりもと」菓子工房の絶品パン、毎日食べたくなる素朴な魅力】
最後に、北海道のお土産として長年愛されている「ハスカップジュエリー」のメーカーである「もりもと 千歳本店」へ寄りました。到着したのは18時頃でした。
新千歳空港から車で10分程度でアクセスでき、駐車場も併設されており(30分無料)、気軽に立ち寄ることができます。
お菓子と一緒にマドレーヌやいちご大福も購入しましたが、個人的に気に入ったのはパンでした。
最近のおしゃれなパンではなく、お値段も手頃で、懐かしくて素朴な味わいです。毎日食べたくなるようなラインナップが揃っています。
特にロングセラーのケーキロールはシンプルながらもパンの美味しさが際立っていました。
例えるなら、浅草ペリカンのパンや、目白の関口フランスパンのような地元の方に愛されるような、どのパンも優しい味わいでした。
閉店間際にはお得な価格で販売されていて、税込み1000円で6個購入することができました。
本店限定の手作りどら焼きは売り切れてしまい、購入できなかったのが残念でした。
【新千歳空港限定のスイーツ体験 保安検査場前と後で味わう魅惑のお菓子】
19時に新千歳空港に到着しました。
空港内では、KINOTOYAで新千歳空港限定の北海道アップルパイと焼き立てクッキーサンド餡バターを購入しました。時間が遅かったので、15分ほどで手に入れることができました。
アップルパイは翌日まで持ち、クッキーサンドは3日間冷蔵保存できるので、家族やご近所へのお土産として最適です。
アップルパイの美味しさには感動しました。次回も行列に並びたいと思います。
新千歳空港の国内線出発ロビー(ゲートラウンジ)には、北海道食堂というフードコートがあり、ここで軽食を楽しむことができます。
中央のCゲートから入ると右側にあります。
「島の人」では、時期によっては礼文島のウニなど、美味しい海鮮が楽しめるそうですが、私たちが訪れた時は営業時間を過ぎており、お店は閉まっていました。
ショコラティエ マサール 新千歳空港ゲートラウンジ店は、10時から20時まで(最終入店19:45まで)営業しています。
私たちが行った時は閉店間際で、売り切れも多く、何も購入することはできませんでした。
ショコラティエマサールも中央のCゲートから入ると左側にあります。振られてばかりでしたが、最後にシューに救われました。
出発ロビーのANA FESTA7番ゲート店で、函館の人気洋菓子店「ペイストリースナッフルス」とANA FESTAの共同開発したオリジナルの「レアチーズシュー」を購入しました。
函館産クリームチーズを使用したクリームはたっぷり入っていて、ANA FESTAコーヒーとの相性も抜群でした。
羽田に到着したのは22時過ぎでした。
いかがでしたでしょうか。ぜひ私の失敗も参考にして、札幌をより楽しんでいただければと思います。ありがとうございました!