上海の人気スポット、外灘(ワイタン)=The Bund(バンド)は、租界時代に外国人居留地として発展したエリアで、西洋建築が集まる美しい場所です。
上海には多くの租界地がありますが、外灘は特別な場所です。黄浦江(こうほこう)沿いにヨーロッパ調の大きな石造りの建築物が建ち並び、素晴らしい景観を楽しむことができます。
世界中から多くの観光客が集まりますが、川沿いの整備された道、ウォーターフロント・プロムナードは広々しているため気持ちよく景観を眺めることが出来ます。こちらの景色を気に入る人は多いと思いますよ。
上海といえば、東方明珠電視塔(上海タワー)を含む現代的な高層ビル群の景色が有名です。もちろん、その景色は素晴らしいですが、個人的には落ち着いた対岸の外灘の景色が好みです。
外灘には、レストラン、銀行、ホテル、カフェ、ブランドショップなどが集まっていますが、実際に行ってよかったショップを紹介したいと思います。
ティーサロンでお土産の紅茶を買う
上海のガイドブックから、お土産を購入するのにぴったりなおしゃれなお店を探しました。見つけたのは、上海紅茶の専門店「The Bund Tea Company(ザ・バンド・ティー・カンパニー)」です。
午後の時間に優雅に過ごしたいときにも、この店がぴったりだと思います。私が訪れたのは、遅い時間の19時半だったため、今回はショッピングのみとしました。
The Bund Tea Company
紅茶・ジャスミン茶・烏龍茶専門店|The Bund Tea Company|オフィシャルサイト
「The Bund Tea Company」は、100年以上の歴史がある煉瓦造りの建物の1階にあります。以前は英国の紅茶商社でした。看板や窓などの外観装飾が素敵で、次回は明るい時間に訪れて撮影したいと思いました。
店内には、アーチ型の開口部や4メートルを超えるシャンデリア、そして重厚な黒檀のカウンターがあり、趣があり素敵な空間となっています。テーブル席の配置も広々としており、居心地が良さそうでした。
店の重厚な扉を開けると、エントランス空間には紅茶缶がずらりと並んでいます。高級店のような印象を受けますが、実際には、500円程度から始まるお土産用のティーバッグセットから、缶入りの茶葉も2000円以下で手頃な価格帯の多種多様な品揃えがそろっています。
茶葉の購入に悩んでいたところ、店員の女性が親切に3種類の試飲を提供してくれました。彼女は日本語が上手で、丁寧に説明してくれたので、お買い物がスムーズにできて、安心感がありました。
私が選んだのは、ブラックティーと中国の最高級紅茶の一つである祁門(キームン)でした。キームンは、一般的な紅茶に近く、紅茶が好きな人なら、どなたでも気に入る香りと味ではないでしょうか。
試飲する前は、雲南(ユンナン)を購入するつもりでしたが、試飲してみたところ、独特な香りがあり、思いとどまりました。
プチギフトのブラックティーのパッケージには、「BIRTHPLACE」と書かれていますが、紅茶といえば英国やインド・スリランカが発祥の地だと思われがちですが、実は紅茶の発祥の地は中国の雲南省だそうです。私にとっては勉強になりました。
上海で、中国のお土産として可愛いものを探している方や、紅茶が好きな方にはおすすめです。
また、ショッピングの前後には、外灘を散歩するのもおすすめです。
もしホテルが外灘エリアにない場合は、少し面倒かもしれませんが、外灘の夜景は行く価値があると思います。夜でも人通りが多く、安全な雰囲気があるので、ぜひお出かけください。
では、また。