東京の浅草で1日を楽しむ散歩プランをご紹介します。
すみだ北斎美術館で名作鑑賞
最初に葛飾北斎の芸術を堪能できるすみだ北斎美術館から散策をスタートします。
この美術館は、金沢21世紀美術館を手掛けた建築家・妹島和世氏による設計で、近未来的で個性的な形状と質感が目を引きます。まるで建物自体がアート作品のように見えるほどです。
墨田区に位置するこの美術館は、常設展の大人一般入場料が400円とリーズナブルで、JAF会員や誕生日月の方には2割引きという特典も用意されています。
最近の美術館の入場料は2000円近くすることも多い中、このお手頃な価格は嬉しいですね。
葛飾北斎の代表作である「富嶽三十六景」の「神奈川沖浪裏」や「凱風快晴」をはじめ、年代別に数々の作品を鑑賞することができます。
撮影が許可されている「鍋冠祭図」の高精細レプリカを通じて、原画がアメリカのワシントンD.C.にあるスミソニアン博物館の一つ「フリーア美術館」に所蔵されていることを知り、驚かされました。
北斎の作品は、その美しい構図や色合い、大胆かつ繊細な表現で、時代を超えて世界中のファンを魅了し続けています。彼の作品が多くの人々に愛される理由が少しだけわかったような気がしました。
スカイツリーのある風景
美術館から歩いて移動する途中で、橋を渡るとスカイツリーが目に入りました。青空に浮かぶ雲とスカイツリーが美しい風景を作り出していました。
レトロなカフェ「喫茶半月」と「菓子屋シノノメ」
次に訪れたのは「菓子屋シノノメ」です。レトロ感漂うこちらのお店の2階にあるカフェ「喫茶半月」に立ち寄ります。
コンクリートのビルに木造建築の店構えが目を惹きます。
こちらではシュークリームとアイスコーヒーをいただきました。
お店の中は明るく広々としていて、落ち着いた雰囲気でくつろげます。
季節限定のシュークリーム「ナガノパープルと紅茶」はサクサクの食感のシューが印象的です。高級フルーツを使ったクリームが印象的で美味しかったです。
シューは出来立てはサクサクですが、翌日にはしんなりとしてきます。その短い期間のサクサク感を存分に楽しむシューになっています。
1階の「菓子屋シノノメ」店内には地球儀などのユニークなインテリアが並んでいます。
絵本に描かれそうなレトロな引き出しが印象的なカウンターには、スコーンやクッキー、パウンドケーキなどが並びます。
友人や自分へのお土産を購入することもできます。私はスコーンとパウンドケーキを購入しましたが、どちらも美味しかったです。
浅草寺でおみくじ体験
浅草を訪れたなら、定番の観光スポットである浅草寺を忘れてはいけません。
浅草寺のおみくじ「観音百箋」は、平安時代から続く伝統的な方式で、筒に入った100本のうち凶が入っている確率は約30%とされています。万が一、凶が出た場合は落ち込むことなく、境内の指定された場所におみくじを結んで帰るのが習わしです。
この日引いたおみくじでは、運良く大吉が出たので大切に持ち帰りました。
その後、友人が長年通い続けているレストランへと向かいました。
老舗の釜めし専門店「元祖釜めし春」
最後に訪れたのは釜めし専門店の「元祖釜めし春」です。創業大正13年の歴史ある老舗店で、注文を受けてから一つ一つの釜で炊き上げるため、30分ほど待つことがありますが、その分熱々のおいしい釜めしが楽しめます。
醤油ベースのお出汁が染み込んだご飯に、海老や筍、鶏肉、椎茸の具材が入った五目釜めしは、三つ葉のさわやかな風味とおこげの香ばしさが絶妙に調和して、とても美味しくいただきました。またぜひ訪れたいお店です。
以上が、浅草1日散策の様子です。ぜひ皆さんも足を運んでみてくださいね。
ではまた他の記事でお会いしましょう!