いよいよ軍艦島へ向かいます!
常磐ターミナルへ移動
13時 「軍艦島コンシェルジュ乗り場」に向かいます。ミュージアムからは約300メートルで徒歩4分ほどかかります。
ターミナルの待合室には、長崎市端島見学施設利用券(上陸チケット)があります。自由に持ち帰ることができます。
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私たちは待合室で軽食を食べ、酔い止めの薬を飲み、いよいよ乗船に備えます。
乗船はスーパープレミアム、プレミアム、スタンダードの順に進みます。
スタンダードは自由席で1階とボトムフロアにあり、5000円です。プレミアムは2階席の中央で、8000円です。スーパープレミアムは2階席の窓際で、10000円です。
乗船
私たちはスタンダードでしたが、1階に窓があり、ガイドさんの解説や映像も良く見え、揺れもほとんど感じられず、快適な船旅を楽しめました。
また、軍艦島の近くでは、後方デッキに出ることができるため、写真撮影も問題ありませんでした。
左端に旧小中学校の校舎が見えました。逆光の関係でまさに軍艦という名前にピッタリのシルエットが浮かび上がりました。
防潮対策の一つとして建てられた「防潮棟31号棟」が見えました。
遠くからみると古城のような雰囲気も漂います。
14時40分 軍艦島に上陸しました
一般的に、廃墟と聞くと不気味なイメージがありますが、軍艦島は異世界に迷い込んだような幻想的な雰囲気があり、怖さは感じませんでした。
写真の下の方に見える茶色い部分は、明治期に建造された天川(あまかわ)を使った石積みの護岸遺構です。
ベルトコンベアーの支柱
端島炭鉱は、かつて最先端技術を駆使し、日本の近代化を支えた重要な存在でした。この島の歴史や、炭鉱労働者の過酷な労働環境や事故に直面していたこと、当時世界一の人口密度を誇ったコンクリートジャングルの様相、日本初の屋上庭園やRC造高層アパート、波の破壊力から岸壁を守るために建造された天川など、多くのことを知ることができました。
また、当時の島に住む人々の生活水準の高さや、彼らが楽しんでいた豊かな生活についても知ることができました。
ミュージアムでの学びと、素晴らしいガイドさんの解説のおかげで、島の景色を一層深く楽しむことができました。
軍艦島上陸の確率
海天気.jpでは、伊王島の波の高さや風速などを確認することができますので、上陸を狙う場合は、確認しておくと参考になるかと思います。
現在、長崎市は、伊王島外海沖に設置された波高計測器のデータをもとに軍艦島周辺の波の高さを予測しています。
風速が秒速5メートルを超えず、沿岸波浪の高さが0.5メートル以下であれば、上陸できる可能性が高いです。
2021年4月から、上陸の可否に関する基準が厳格化されたため、以前より上陸率が低くなっているようです。
軍艦島上陸クルーズのウェブサイトには、「天候基準をクリアする日数が年間100日と想定されます」とありました。
実際に、私が乗船した前日の午後は、天候不良のため上陸できなかったようです。
15時20分 軍艦島を出発し、常磐ターミナルへ向かいました。
船着き場のドルフィン桟橋
16時10分 常磐ターミナルに到着、下船しました。
船内から見えた「旧香港上海銀行 長崎支店 記念館」と「旧長崎税関下り松派出所」を近まで見に行きました。
16時30分 私たちは発祥の店「四海樓」に到着しました。夜の部は17時からなので、ちゃんぽんミュージアムで時間を過ごし、1階のショップでニューヨーク堂のカステラアイスを購入し、食べながら待ちました。
早めに入店できるとの情報を得たため、1階のエレベーター前で待っていると、すぐに行列ができました。
16時50分 私たちは一番最初に入店しました。五階の窓際席に案内され、ちゃんぽん、皿うどん、餃子をいただきました。眺めも良く、料理も美味しかったです。
食事代 3080円
午前中から駐車していた車に乗り、出発です!
駐車料金は6時間半で約2000円と少し高めでした。
17時40分 人気のある眼鏡橋を見学しました。
18時過ぎ 長崎稲佐山の中腹駐車場に到着し、スロープカーに乗って山頂へ向かいました。スロープカーは15分おきに運行され、片道8分かかります。2両編成の計80人が乗れます。
18時15分 中腹を出発したスロープカーは、まだ比較的空いていました。日没時間が18時56分と迫っていたため、夕景を見たかったのですが、曇り空で残念ながらあきらめることにしました。
稲佐山山頂展望台から、長崎の街を見下ろすと、美しい港町を見渡せました。
天気が良かったので、とても気持ちの良い眺めを楽しむことができました。夜景はもっと綺麗なんでしょうね。
山の向こうにうっすらと雲仙普賢岳も見えていましたし、軍艦島もしっかり確認できました。
18時45分 スロープカー山頂駅を出発し、スロープカーで中腹駅へ戻りましたが、途中すれ違ったスロープカーは満員状態で驚きました。
スロープカーは、高級車フェラーリなどを手掛けた工業デザイナー奥山清之氏率いる 「KEN OKUYAMA DESIGN」が手掛けたデザインです。外観は自然の色に溶け込むブラックで、内部は木のナチュラルな感じが落ち着きます。
スロープカー往復500円
稲佐山中腹駐車場から長崎空港まで車で約40分でかかりますが、レンタカーを返却する時間を含めると1時間かかりました。
有料道路代1000円
20時 長崎空港到着。レンタカーを返却し、空港まで送ってもらいました。飛行機の出発の1時間前です。
空港内でのショッピングは、保安検査前の2階エアポートショップが種類豊富でおすすめです。
ビジネスラウンジ『アザレア』(クレジットカードラウンジ)でドリンクを一杯いただきました。
また、保安検査後のゲートエリアには小さいですが、JALのBLUE SKYとANA FESTAがあります。
21時 ソラシドエアに搭乗し、羽田空港に23時頃到着しました。
短い旅行でしたが、充実した時間を過ごせたので満足しています。今回の旅行記をお読みいただき、ありがとうございました。