第一ホテル東京のお部屋をご紹介します。
お部屋
それではお部屋に行ってみましょう。
部屋の入り口に掲げられた『避難経路図』までクラシカルなかたちで可愛らしいです。
今回宿泊したのは、レギュラーフロアのスーペリアダブルのお部屋です。お部屋の大きさは32㎡あり、広くはありませんが、狭さを感じることなく快適に過ごすことができました。
壁はピンクベージュの落ち着いたトーンで、華やかさも感じます。壁の色が、ブルーグレーの絵を引き立てています。
客室廊下からは、ドア1枚のみとなっていますが静かな環境で、廊下などからの音は気になりませんでした。
お部屋の中からは、東京タワーが一部見え、とても綺麗でした。
ホテルのお部屋から見えるとは思ってもいなかったので、とても嬉しかったです。
ベッドはシモンズ社製です。染付陶器のテーブルランプは上品な雰囲気を醸し出しています。
デスクには、染付された陶器製の和モダンなランプが置かれており、また素敵でした。窓際にはカフェテーブルとダークカラーソファがあり、落ち着いた雰囲気です。
デスクに備え付けられているペールピンクのヨーロピアンな椅子は、乙女心をくすぐるデザインです。
引き出しにはホテルのポストカードが入っており、宿泊の思い出になりますね。
家具はダークブラウンで統一され、落ち着いた重厚感があります。
引き出しには、グラス、タンブラー、アルコールのミニボトルもありました。
素敵なピンクのストライプが特徴的なアジアンティーセットは、おそらくホテルオリジナルのものでしょう。客室廊下の壁紙と同じ柄が使われています。
ノリタケのティーカップ&ソーサー、ドリップコーヒーとほうじ茶、煎茶のティーバッグも揃っています。
下の引き出しには象印のポットが収納されていました。
パジャマはワンピースタイプです。
ミネラルウォーター2本が無料で提供されており、特別なドリンク類、スナックはありませんでした。
クローゼットの中には、体重計、アイロン、アイロン台、ホテルオリジナルペーパーバッグ、スリッパ、靴ベラ、衣類ブラシ、裁縫セット、懐中電灯が用意されています。また、靴磨きを依頼する際に使用するバスケットも用意されています。
ウェットエリア
シンクはひとつのみですが、クラシカルな内装で、ホワイトカラーをベースにゴールドの装飾がアクセントに施されています。
アンティーク調のぽってりとしたゴールドの蛇口やハンドルも可愛らしいデザインです。シンク下のスチール棚には、ドライヤーやバスローブが収納されています。ホテルのロゴ入りのタオルも素敵ですね。
バスタブは足を延ばしてゆったりと入ることができました。
ワッフル地のタオルも用意されていて、第一ホテルオリジナルの金縁白磁器カップが用意されていました。
基礎化粧品なども充実しており、最近では珍しいミニボトルのアメニティが嬉しいポイントです。『ペリカン石鹸』製のホテルのオリジナルアメニティには、シャンプー、コンディショナー、バス&シャワージェル、ボディローションが揃っています。
また、基礎化粧品には『KOSEアンテリージェ EX』のクレンジングウォーター、クリームウォッシュ(洗顔料)、ローション、アクティライザー(乳液)、がミニボトルで提供されます。
SDGsに基づいて、歯ブラシ、ヘアブラシ、かみそり、コットン、綿棒などは、必要なものだけをレセプションで提供しています。
バスタブの反対側にはトイレがあり、卓上のスタンドミラーはアンティーク調のものが用意されています。ゴミ箱もアンティーク調柄の入った金属製のものです。
さらにシャワーブースがあり便利でした。
お部屋からバスルームが少し奥に配置されているため、プライバシーも考慮されています。
客室のカラーは、フランスのあの王妃をモチーフに!?
私の想像なのですが、客室フロアのカラースキームが『マリー・アントワネット』をモチーフにしたもので統一されているのではないかと考えました。調べてみると、お部屋の印象に残ったカラーの絵画がすぐに見つかりました。
まずは、ピンクが印象的な『7歳のマリア・アントニア大公爵夫人』(マリー・アントワネット)の水彩画(ジャン・エティエンヌ・リオタールによる肖像画、1762年)がありました。
椅子の形状もホテル内のどこかで似たようなものを見かけたような気がします。
次に、特に好んでいた色と言われるブルーグレーのドレスが特徴的な『マリー・アントワネットと薔薇』(エリザベート・ルイーズ・ヴィジェ・ル・ブランによる肖像画、1783年)も見つけました。
彼女は手に一輪の美しいピンクの薔薇を持っています。その花弁が重なる優美なピンクのバラは、ケンティフォリア・ローズと言われています。
さらに、赤いドレスと大きな花柄の絨毯が印象的な『マリー・アントワネットと子供たち』(エリザベート・ルイーズ・ヴィジェ・ル・ブランによる肖像画、1787年)もありました。
客室のブルーグレーの絵画やペールピンクの壁や椅子、廊下の赤いカーペットなど、デスクの陶器ランプも絨毯のカラーリングと似ているように感じました。みなさんはいかがでしょうか。
話が長くなってきましたので、以下に続きます。