2020年9月にオープンした東京ベイ潮見プリンスホテルに宿泊し、素晴らしい経験をしたので、その魅力をお伝えしたいと思います。
今回は、楽天トラベルの「もっとTokyo」と「ただいま東京プラス」のダブル割利用でお得に宿泊したため、大満足の滞在となりました。
オブジェ・テーマ「船工たちの円環」 作家:小沢敦志
【東京ベイ潮見プリンスホテル】
このホテルは「水辺の宿場町」をテーマに、海や江戸文化を感じる現代アートがたくさん取り入れられた素敵なホテルです。
「新しい感性に出会う場所 」をコンセプトにしており、遊び心溢れる空間が広がっています。
【アクセス】
東京駅から約10分で、京葉線を利用して千葉方面へ3駅の「潮見駅」が最寄りです。
ホテルは駅から徒歩2分の近さで、ディズニーリゾートのある舞浜駅までも3駅と便利な立地です。
ただし、京葉線からJRの山手線などへの乗り換えには東京駅の中で約15分かかることに注意が必要です。
【ホテルのエントランス】
駅から近いサイドエントランスから入ると、薄暗い空間にアートの世界が広がっています。
今までの「プリンスホテル」とは異なるインテリアデザインです。
潮見と同じ水辺にある「ニューヨークのブルックリン」をイメージしたアンティークレンガのコリドーが迎えてくれます。
ここには24時間営業のコンビニ、ファミリーマートへのドアもあります。
ウォールアート「ドアマンと籠屋」 グラフィックデザイナー作家:山村章仁
壁にはモダンなウォールアートがあります。
江戸時代まで旅に使われていた「駕籠(かご)」で到着した女性を、英国風のドアマンが出迎えているようすはユニークですね。
バンクシーのステンシルアートにも少し似ているように感じられました。
アンティークなレンガブロックウォールにはポップな「WELCOME」のネオンサインの看板があり、楽しい雰囲気を演出していました。
角を曲がると、ベルボーイがバゲージカートのトランクを運んでいる姿が目に飛び込んできました。
トランクにはホテル内レストランの名称「Restaurant&Bar TIDE TABLE Shiomi」が書かれていました。
【レセプションロビー】
フロントバック・テーマ「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」 作家:RYOONO
色鮮やかなアクリル画が印象的な吹き抜けのロビー&レセプションにつきました。
天井からは、船の動輪を模したアートが吊り下げられていたり、柱には甲骨文字のアートも見られました。
ロビーに配置されている家具は、アトリエのようなイメージでカジュアルで心地よい雰囲気が広がっていました。
ロビーの一角にはサンルームのようなエリアがあり、木造の船形ソファが置かれていました。
12月に宿泊したので、ポップなクリスマスツリーも飾られて、さらに華やかさが増していました。
壁画ロビー・テーマ「サクユリ+波」 作家:RYOONO
ロビーの奥には巨大な壁画があり、まるで美術館のようでした。
行列が出来ていたにもかかわらず、レセプションの女性はとても気持ちの良い対応で迎えてくれました。チェックインを済ませ、奥へ進みます。
【1階の他施設】
1階のポップなエレベーターホール
ストリートアーティスト:BAKI BAKI
エレベーターホールを進むと奥に広々としたスペースがあり、こちらは団体用のレセプションやキッズルームが設けられてていました。
レリーフ・テーマ「船工の絵日記」作家:小沢敦志
一番奥の団体用エントランスのアートも必見です。
木製の壁に描かれた鉄製のレリーフアートは、どこか温かみのある北欧インテリアのような優しい雰囲気が漂っていました。
マリメッコの柄にしてもさまになりそうなデザインです。
トイレの男女の標識もアートでデザインされており、着物だけでは判断が難しいので、色と文字で補足されていました。
【客室フロア】
今回の宿泊は7階の部屋です。客室フロアのエレベーターホールや廊下にも、モダンアートがちりばめられていて、さっそく心を惹かれました。
フロアアート「春~夏2nd」
富士山や浅草の雷門など日本の名所が描かれ、左側が春で右側が夏の季節を表現しています。
こちらの廊下の壁面アートは冬の風景です。秋もあったのでしょうね。
【コーナーツインルーム】
部屋番号のロゴもおしゃれで目を引きます。
2人で宿泊してもゆとりのある広さで、お部屋は35.2㎡が確保されています。
ハリウッドミラーが嬉しい、コンパクトなシングルシンクがあります。
1階のアメニティバーで「必要なものを必要なだけ」をピックアップする形式です。歯ブラシはお部屋に用意されていました。
洗い場付きのバスルームもあります。
バスアメニティは、アメリカ・ニューヨークの歴史あるアポセカリーショップ(調剤薬局)の「C.O.Bigelow(シー・オー・ビゲロウ)」のラベンダーペパーミントのセットです。
トイレは個室になっていて便利です。
バスルームとトイレがセパレートタイプなのは嬉しいポイントです。
館内着はワッフル地の上下セパレートタイプで、リラックスできる着心地でした。
大浴場用の不織布バッグは、着替えも入る大きさでとても便利でした。
部屋の中にもアートが配置され、落ち着いた色合いがいいですね。
眺望は残念なマンションビューでしたが、お洒落なモザイクスクリーンのおかげで、気にならず快適に過ごせました。
ベッドはシモンズ社製で、110センチ×206センチが2台備わっています。
ゆったりとしたソファも設置されていて、くつろぐことができました。
テレビは壁付けですっきりと収まっています。
チェストには冷蔵後やコーヒーメーカー、ケトル、アイスペールなど収納されており、ホテルオリジナルのマグカップも用意されていました。
テレビの横はオープンクローゼットになっていますが、客室ドアの近くにもバッグや衣類を掛けられるフックもあり充分でした。
カードキーはお部屋用と大浴場用の2種類があります。大浴場の男性用はありません。
カードキーのイラストは、山村章二氏によるアート「Past and Present 今昔」 で、江戸時代と現在の地図をモチーフにしており、埋立地の歴史を感じられるデザインとなっています。
【サウナ付きの大浴場「潮の湯」】
夕方5時とちょっと早いのですが、早速大浴場へ行ってみることにしました。
お部屋のテレビで混雑状況をチェックできるので便利ですね。
館内着がパジャマスタイルだったので、着替えずに行きました。
大浴場のある2階にも、ちょっとしたスペースがあるのが嬉しい。
大浴場の休憩スペース「湯休み処」も美術館のような空間が広がっていました。
2階なのですが、緑が見えて心地よい空間に癒されます。
男湯の入り口はこちらです。
奥に女湯の入り口があります。
専用のカードキーで入ります。
誰も居ないことを確認して、撮影させていただきました。
客室と同じハリウッドミラーがずらりと並ぶパウダールームに、アメニティはタラソテラピーのスキンケアSPAブランド「タルゴ」が用意されています。
おしゃれなロッカーで、大浴場に入る前からテンションが上がります。
200㎡の広々とした大浴場には、大きな壁画が描かれ、天井も約5メートルもあるので、開放的な空間でした。
男湯・モチーフ 葛飾北斎の「富嶽三十六景・神奈川沖浪裏」作家:SAL
女湯・モチーフ「モネの「睡蓮」」 作家:SAL
出典:東京ベイ潮見プリンスホテル(東京都) | ORIE ART GALLERY
湯船に浸かっていたら、気が付けば一人きりになっていて、贅沢なひとときを楽しむことができました。
今回は利用しませんでしたが、大浴場には男湯にはロウリュサウナと水風呂、女湯にはスチームサウナとレインシャワーがあります。
【レストラン&バー タイドテーブル シオミのディナー】
カジュアルダイニングでジャパニーズフレンチをいただきます。
周辺に丁度いいレストランが見当たらなかったので、チェックイン時に予約しておきました。
ディナーはオープン時間の17:30に入店したので、店内は空いていました。
リーズナブルなプリフィックスコースを選びました。
タイドテーブル自家製パテ・ド・カンパーニュ
天使の海老のフランボワーズガーリックシュリンプは殻ごと食べることができました。
バケットとシグネチャーのオリジナルレモンスカッシュとピンクレモンスカッシュ
国産牛スモークグリル
メインディッシュは別のものを選んでシェアしました。
国産ヒラメのムニエル ケイパーソース
どちらの料理も美味しくいただきました。
チョコテリーヌ
最後にたっぷりコーヒーもいただいて、満足のディナーでした。
2023年7月のディナーメニュー、やはりリーズナブルです。
インフレの影響で、どこもコース料理の価格は値上げされていますが、やはり昨年の12月とは大きく変わっています。
【朝食ブッフェ】
今回は朝食ブッフェ付きのプランでした。
オムレツはトリュフソースをたっぷりかけていただきました。
「Create your own meal!(自分だけの食事を作ろう!)」というコンセプトで、ドッグパンを好みの具材を挟んで作れます。
カレーもあります。こちらはプリンスホテルオリジナルカレーです。
フレンチトーストもオススメです。トッピングやソースのアレンジで、自分だけの特別な一品に仕上げられます。
ソフトクリームもあって、こちらもトッピング自由で美味しかったです。
東京ベイ潮見プリンスホテルは、ホテル内でアートが楽しめるだけでなく、ディナーも朝食も美味しくて大満足です。さらに大浴場も気持ちよく、素晴らしい滞在となりました。
素敵な体験をありがとうございました!